日本司法書士政治連盟第56回定時大会参加報告

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報告者:総務 杉山圭

令和8年4月15日(水)、都市センターホテル・コスモスホールにおいて開催された日本司法書士政治連盟(日司政連)第56回定時大会に代議員として参加したので、以下、簡単ではあるが報告する。

なお、これまで日司政連の定時大会は土曜日開催が常であったが、より多くの国会議員に来賓としてご出席いただくべく、今年度は平日開催となった。
そのため定時大会終了後の懇親会では、大変多くの国会議員にご出席いただき、多くの参加者が親睦を深められる盛況で有意義な場となった。
静岡県関係では、衆議院議員上川陽子先生、衆議院議員井林辰憲先生、前衆議院議員大口善徳先生にご参列いただいた。

この記事を見てわかること

・本大会のテーマは「司法書士法の改正の実現に向けて」。
・令和8年度司法書士法改正特別要望は5項目(家事手続代理権の付与等)。
・第1号議案から第7号議案まで全議案が承認された。

定時大会に出席してきたよ!

本大会のテーマと司法書士法改正特別要望

さて、本定時大会のテーマは、「司法書士法の改正の実現に向けて」である。
そのため、事業報告及び運動方針・組織活動方針案では、執行部より司法書士法改正の実現に向けた取組みを主軸として説明され、代議員からも活発な質疑があった。
日本司法書士会連合会と日司政連が掲げている令和8年度司法書士法改正特別要望は、以下のとおりである。

  1. 家事手続代理権の付与
  2. 公共嘱託登記司法書士協会の事務に関する改正
  3. 司法書士法人の競業禁止義務について
  4. 依頼に応ずる義務について
  5. 司法書士の業務の電子化等の推進

家事手続代理権の付与をめぐる議論

我々司法書士にとって特に関心度が高い要望は、「家事手続代理権の付与」であろう。
参加した代議員からも本要望の是非を問う質疑が上がった。
そのうちの一つに、平成14年の司法書士法改正の際の衆・参両法務委員会における「司法書士法及び土地家屋調査士法の一部を改正する法律案に対する附帯決議」において、家事事件の代理権付与について、簡易裁判所における訴訟代理権等の行使による司法書士の実務上の実績等を踏まえて早急に検討することとされた点につき、その実績を示せているのかという疑義が寄せられた。
この指摘はもっともである。と同時に司法書士法の改正の実現は、言うまでもなく日司政連の活動だけでなく、全ての司法書士一人一人の日々の執務の実績の積み重ねであると改めて感じた次第である。
法改正は、座して待っていても実現しない。
私を含め、司法書士一人一人が司法書士法の改正の実現に向けた活動の当事者であると認識を新たにして、日々の執務にあたっていけたらと思う。

議案審議の概要

議案審議においては、第1号議案から第7号議案までが順次上程され、令和7年度収支決算報告、令和8年度運動方針・組織活動方針案、収支予算案等が審議されたほか、日本司法書士政治連盟規約の各条項改正案についても慎重な検討が行われ、いずれも承認された。

まとめ

以上のとおり、本大会は、司法書士法改正の実現に向けた具体的な方策を確認する有意義な機会であった。