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執筆者:総務 戸田真一
勉強会「司法書士の未来像」について
令和5年9月9日、午後2時より、ホテルアソシア静岡において、当政連顧問議員でもある上川陽子議員、大口善德議員をお招きし、勉強会「司法書士の未来像」が開催されました。
上川議員による講話
まず、上川議員に「司法外交における司法書士の役割」をテーマとしてお話しいただきました。
司法外交とは、法の支配、基本的人権の尊重を国際社会に浸透させるための取り組みです。
今回は特に法務省が長年取り組んできたASEAN諸国に対する法制度整備支援につき、三回の法務大臣就任経験のある上川議員がどのように取り組んできたかについて解説していただきました。
日本司法書士会連合会も、長年司法書士をカンボジアに派遣しているという実績もあり、本年8月には外務大臣表彰を受けたところです。上川議員は、今後は「交番(KOBAN)」や「保護司(HOGOSHI)」と同じように司法書士制度そのものの輸出も視野に入れて、司法書士も積極的に司法外交に関わっていくという展望を話されました。
大口議員による講話
続いて、大口議員に「所有者不明土地」をテーマとして、所有者不明土地解消に向けた近年の法改正につきお話しいただきました。相続土地国庫帰属制度、相続登記義務化、管理不全土地等の管理制度など、司法書士の業務に密接に関わる制度について詳しく解説していただきました。相続土地国庫帰属制度については、7月末時点の全国の申請件数が728件と順調な滑り出しで、その中でも静岡は54件あり、全国で1位の件数であることをご報告いただきました。
また、成年後見制度についても、現在まさに制度改正に向けて動いているところであり、現在どのような議論がされているのかを解説していただきました。
「小澤吉徳日司連会長、早川清人日司政連会長就任を祝う会」
勉強会終了後には「小澤吉徳日司連会長、早川清人日司政連会長就任を祝う会」が開催されました。日司連の会長と、日司政連の会長がともに静岡会から選出されるという、前代未聞の大きな成果に対し、以下のとおり多くの来賓の方からお祝いの言葉をいただきました。
勉強会には司法書士も含め76名の方が、祝う会には60名の方が参加され、大変盛況でした。
来賓
今川嘉典 日司連名誉会長
稲本信広 日司連専務理事
隂山克典 日司連常任理事
髙原勉 日司連理事
加藤政也 日司連相談役
森本悦子 日司連理事・日司政連副幹事長
峯田文雄 日司政連副会長
長橋尚臣 日司政連副会長
金子浩之 日司政連副会長
大竹由美子 日司政連幹事長
近藤徹 日司政連幹事長代理
田中住江 元日司連常任理事
野中政志 前東京司法書士会会長