日本司法書士政治連盟関東ブロック協議会第25回定時大会レポート

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報告者:副幹事長 酒井壱幸

 令和8年7月11日、日本司法書士政治連盟関東ブロック協議会第25回定時大会が開催された。今回の開催地は、川端康成の小説「雪国」の舞台としても名高い新潟県の越後湯沢である。

 現在、同協議会の会長を静岡政連の中里会長が務めており、私と滝基樹総務が静岡政連を代表して出席した。また、静岡関連では、日本司法書士政治連盟(日司政連)の早川会長も来賓として出席された。以下にその概要を報告する。

会場となったホテル双葉

1.時事講演

 来賓としてお越しいただいた西村智奈美衆議院議員による時事講演が行われた。西村議員は現在、衆議院法務委員会の野党筆頭理事を務められており、先般成立した民法等の一部を改正する法律をはじめとする昨今の国会における審議状況や、附帯決議に関する思いなどについてお話しいただいた。

衆議院議員 西村智奈美先生

 西村議員からは、成年後見制度改革に関連して、「新しい認知症観」として、認知症になったとしても社会の一員としてその人らしく暮らしていくことは可能であり、そのための支援が重要であって、社会が変わっていく必要性がある旨の言及がなされた。また、本年5月20日に行われた衆議院法務委員会における小澤日司連会長ら参考人の意見陳述や質疑応答によって、委員の理解が深まった旨も触れられた。また、先日欧州議会(EU議会)へ公式出張された際のエピソードを紹介し、民主主義や法の支配の重要性を説かれた。

 なお、西村議員が講演の最後に「集まること、顔を合わせること」の大切さについて話されていたのだが、それが出席者に響いたようで、その後の会議の要所要所でこのキーワードが用いられていたのが印象的だった。

2.日司政連幹事長報告

 続いて、日司政連の大竹幹事長より、最近の動向として、各党議連の開催・創立状況、前述した5月20日の参考人招致に関する対応、骨太の方針への対応などについて報告がなされた。

3.各単位政連の活動報告

 各単位政連からの報告や意見交換が行われた。議員との勉強会の進め方について、中里会長から、静岡政連における状況を説明する場面も見られた。

議長も務めた静岡政連中里会長

 静岡政連からは、対外的な活動として、顧問議員との継続的な勉強会の企画・実施、自治体(静岡市)への空き家対策・相続登記申請義務化の広報・戸籍等の郵送請求に関するキャッシュレス化に関する要望活動について報告を行うとともに、静岡政連内の協働推進・広報・新人勧誘の各チームに関する報告を行った。

 ある単位政連からは、定時大会資料のカラー化等の工夫により、会員に関心を持ってもらうことにつなげたと試行錯誤された様子が報告された。また、政連の意義や重要性を新人や未入会者へ説明するための資料の共有もあり、静岡政連の活動にも活かせそうな発見や気づきがあった

 戸籍等の郵送請求に関するキャッシュレス化の動きについては、複数の単位政連から報告があり、今後の動向が注目される。静岡県内では現在掛川市のみであるが、この輪がより広がるよう、政連としても引き続き活動していくことが重要であると感じた。

 この他、所有者不明農地の解消等を目的として、栃木及び新潟の司法書士会が各県の農業会議と締結した協定についての経緯・取り組みに関する質疑や、債権者が個人の場合における休眠抵当権の簡易的な抹消手続の創設を政治的なアプローチから目指すことができないかといった意見が示された。

4.次回開催地について

 次回関東ブロック協議会の開催担当単位政連を神奈川政連とすることが承認された。

以上、簡単ではあるが報告とする。